厚生労働相の諮問機関である中央社会保険医療協議会(中医協)の分科会は28日、消費税率が来年4月に8%となった場合、医療機関に支払われる診療報酬のうち初診料や再診料、入院基本料を中心に引き上げるべきだとの意見で一致した。
消費税を患者らに転嫁できない医療機関の負担を軽減するためで、具体的な引き上げ額は2014年度予算編成を踏まえて詰める。実現すれば患者の窓口負担も増える。
医療機関は、経費に当たる薬や機器などの仕入れに消費税がかかる。ただ収入に当たる診療報酬は非課税のため負担が生じる。分科会では増税時の対応を検討しており、28日に議論の中間整理をまとめた。
診療報酬は原則、初診料2700円、再診料690円、一般病棟の入院基本料(最高)1万5660円などと定められ、うち1~3割が患者の窓口負担となる仕組み。初診料が仮に100円上がれば患者負担は10~30円増える。
消費税の導入時や5%への引き上げ時には、特定の治療に対する診療報酬を増やした。今回は初診料など一般的な診療報酬を増額し、全ての医療機関が恩恵を受けられるようにしたい考えだ。(山陽)
0 Comments:
Post a Comment
<< Home