椎間板ヘルニアや重度の腰痛につながる病気「腰椎椎間板変性症(LDD)」の発症リスクを高める遺伝子変異を理化学研究所などのチームが発見し、8日付の米医学誌電子版に発表した。
変異があれば、椎間板は老化しやすくなる。池川志郎・理研チームリーダーは「今後、正常な椎間板を維持する仕組みを解明し、ヘルニアなどの予防や治療法の発見につなげたい」としている。
チームは、日本人の椎間板ヘルニアの患者366人と健常者3331人のDNA配列を比べる方法で、患者に多くみられる遺伝子を調査。さらに中国人やフィンランド人も加えた約2万5千人のDNAを分析し「CHST3」という遺伝子が椎間板の変性に関わっていることを突き止めた。
椎間板組織を使った実験から、CHST3遺伝子の一部に変異がある場合、遺伝子の機能が低下することが分かった。変異により、LDDになるリスクは、変異がない人に比べて約1・3倍に高まるという。
CHST3の働きが弱まると、椎間板のクッションとしての機能が低下すると考えられ、痛みやヘルニアが起こりやすくなるとしている。(山陽)
0 Comments:
Post a Comment
<< Home