Thursday, November 03, 2011

千葉県で排水から高濃度セシウム、焼却灰加工のセメント会社

千葉県は2日、ごみの焼却灰を使ってセメントを製造する同県市原市の「市原エコセメント」が東京湾に流した排水から、国が示した目安の14~15倍の濃度の放射性セシウムが検出されたと発表した。県は同社に排水を止めるよう要請、周辺海域で放射性物質の検査を始めた。
 県によると同社は、市町村のごみ処理施設などから出た一般ごみや産業廃棄物の焼却灰を引き取り、セメントに加工、販売している。焼却灰を焼き固める際に生じるばいじんを洗浄するため、1日に約300トンが排水されていた。
 同社は9月15日と10月11日に排水の放射線量濃度を調査。いずれも国の目安の14~15倍のセシウムが検出されたため、県に連絡した。
 同社は昨年度、県内32市町村から運び込まれた約3万5千トンの焼却灰を処理していた。排水を止めると操業できなくなるため、自治体の焼却灰処理に影響が出る恐れもある。
 国は6月、廃棄物処理施設の排水について、線量濃度の目安を算出する数式を関係都県に通知している。(山陽)

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