Saturday, November 26, 2011

茶のしずく、小麦由来成分原因か

「グルパール19S」
 「茶のしずく石鹸」による小麦アレルギーでまぶたが腫れた患者(松永佳世子・藤田保健衛生大教授提供)  福岡県のせっけん製造販売会社「悠香」の「茶のしずく石鹸」の旧製品で小麦アレルギーの発症者が相次いだ問題で、日本アレルギー学会の特別委員会は25日、せっけんに含まれる小麦由来成分「グルパール19S」がアレルギーの原因とみられるとの見方を示した。
 グルパール19Sは小麦のタンパク質を薬剤などで分解した成分で、保湿作用があり、毛髪のトリートメントなどに使われた。厚生労働省によると、茶のしずく石鹸など、同成分を含む35製品が自主回収されている。現在は製造されていない。
 厚労省で記者会見した同学会特別委員会委員長の松永佳世子・藤田保健衛生大教授は「せっけんで顔がかゆくなる前にじんましんなどの症状が出る場合が多い。息苦しいなどの異常を感じたらすぐに医師に相談してほしい」と注意喚起した。
 特別委員会の委員らが所属する6病院でこれまでに計222人がアレルギーと確定診断された。まぶたの腫れが主な特徴で、血圧が低下する特に重い症状の人が30~50%いた。
 悠香から特別委に対し4日現在で、診断書のあるアレルギー発症者が569人と、相談内容から症状があるとみられる人が1254人いるとの報告があったという。(山陽)

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