心のケアで超党派議連設立へ
民主、自民両党は21日、心の病を抱える人へのカウンセリングを行う「臨床心理士」など現在20以上あるとされる心理専門職の民間資格を、原則として一本化する方向で調整に入った。新たに「心理師」(仮称)という国家資格を設けた上で移行させる案が検討されている。関係者が明らかにした。
民自両党を含む超党派の厚生労働行政に詳しい議員らが心理師創設に向け、議員立法の今国会提出を目指している。近く議員連盟を発足させた上で、骨子案をまとめたい考えだ。
心理専門職に必要な資格は、臨床心理士のほか「認定カウンセラー」や「学校心理士」「臨床発達心理士」など学会や公益法人が個別に認定しており、いずれも民間資格。以前から「分かりにくい」との指摘が出ていた。一本化により職務内容を整理。心理専門職志望者を増やし「ストレス社会」で高まる心理療法のニーズに応える狙いだ。
ただ、心理師資格をつくった場合、競合を懸念する精神科医との調整などの課題が残っている。法案提出にこぎ着けても、国会情勢次第で成立は見通せない。
法案では大学や大学院の新卒者について、専攻や履修科目により心理師試験の受験要件を定める方針。既存の資格を持つ人に対しては経験に配慮する経過措置を設け、段階的に心理師資格を取得させるとの趣旨を法案付則に盛り込む方向だ。(山陽)
0 Comments:
Post a Comment
<< Home