関東の利根川水系の浄水場で基準値を超える有害物質ホルムアルデヒドが検出された問題で、厚生労働省と環境省は24日、主な原因物質は、合成樹脂やゴムなどを製造する際に使われる化合物の「ヘキサメチレンテトラミン」と特定したと発表した。
厚労省は流入量を0・6~4トンと推計。ホルムアルデヒドが川に直接流れ込んだのではなく、ヘキサメチレンテトラミンが浄水場で塩素と反応したとみている。
ヘキサメチレンテトラミンを年間1トン以上扱う事業者は、化学物質排出管理(PRTR)法で国への届け出義務があり、厚労省によると、利根川流域では群馬県に3カ所、埼玉県に2カ所ある。厚労省と環境省は両県に調査を要請し、両県は25日に各事業者に立ち入り調査する方針。
ただ群馬県によると、24日までに3カ所の事業者はいずれも「事故や異常はない」と回答。埼玉県によると、2カ所の事業者も、これまでの調査で異常はなかった。
このほか、使用量が年間1トン未満で届け出義務のない事業者もいるとみられる。
厚労省によると、ホルムアルデヒドが検出された19日に北千葉浄水場(千葉県流山市)の取水口近くで採取した水道原水9検体を分析。いずれもヘキサメチレンテトラミンが検出されたため、主な原因物質と判断した。(山陽)
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