皮膚に接触することでアレルギーを起こすことが知られる25物質について、より多くの人が反応するのはどれか厚生労働省研究班が調べた結果、装飾品によく使われるニッケル、クロム、コバルトといった金属が1、3、4位を占めたことが、25日分かった。
調査は、全国75の病院を受診した約1900人の患者が対象。接触で起きる皮膚炎で2010年度1年間に病院を訪れた患者を対象にしたもう一つの調査では、20代女性の割合が多く、原因にネックレスやピアス、ベルトのバックルが多いことも判明した。
研究班は、専門家の指導の下でかぶれにくいチタン製品を選ぶなど、予防を呼び掛けている。
調査結果によると、どんな物質でアレルギー反応を起こす可能性があるか、実際に物質を皮膚に張り付けて確かめると、ニッケルは最も多い14%の患者で陽性となった。2位は漆製品に使うウルシ(12%)、クロム(8%)、コバルト(8%)と続いた。
これら3種類の金属は、メーンとなる金や鉄などの強度を増したり色を変えたりする目的で、さまざまな合金に含まれているという。代表研究者の小笠原康悦東北大教授は「金属アレルギーは症状が重くないため見過ごされてきたが、注意してほしい」と話している。(山陽)
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