Wednesday, August 22, 2012

震えの原因遺伝子を発見、マウス実験、東京医歯大


手足や頭が小刻みに震える振戦の原因遺伝子をマウスの神経回路の解析で発見したと、東京医科歯科大(東京都文京区)の研究チームが21日付の米専門誌に発表した。  この症状で最も多い本態性振戦は40歳以上では20人に1人、65歳以上では5人に1人が発症する。遺伝的要因が指摘されているが、原因遺伝子や症状を起こす詳しい仕組みは分かっていなかった。同大の鈴木喜晴講師は「原因遺伝子を制御できれば、震える症状の治療薬が開発できる可能性がある」と期待している。  チームは、歩く時に下半身が激しく震える症状を示すマウスの遺伝子や中枢神経系を解析。神経は、電気コードで導線に相当する軸索と、導線を覆う絶縁体に相当する髄鞘とからなるが、このマウスでは「テニューリン4」という遺伝子が変異し、細い軸索では髄鞘が形成されていないことが分かった。テニューリン4の働きを抑えた遺伝子組み換えマウスでは髄鞘の形成不全が起きたことも確認した。  これらの実験から、震えの症状を持つマウスは、髄鞘が正常に形成されないため神経回路がショートし、震えが起きると考えられるとした。人間も同様の遺伝子を持ち、同じ仕組みで振戦を発症しているとみられるという。(山陽)

0 Comments:

Post a Comment

<< Home