Thursday, September 13, 2012

ES細胞移植で聴覚回復、英の大学、ネズミで成功


さまざまな細胞に成長する胚性幹細胞(ES細胞)からつくった細胞で、耳を聞こえなくしたネズミに聴覚を回復させる実験に成功したと、英シェフィールド大などのチームが12日、英科学誌ネイチャー電子版に発表した。  聴覚は聴神経が一度失われると元に戻らないとされるが、幹細胞からつくった細胞を移植して回復させる再生医療につながると期待される。  チームは、人のES細胞から、耳の奥(内耳)にあって音の振動を感知する有毛細胞に似た細胞と、その刺激を伝える聴神経に似た細胞をそれぞれ作製。薬剤で聴神経などを損傷して聴覚を失わせたネズミの耳に移植した。  細胞を移植して10週後、脳波の検査で聴覚の反応を調べると、ネズミの聴覚は、失う前の半分程度にまで聴覚が回復したことが分かった。  難聴の再生医療では、神経幹細胞を移植して有毛細胞に成長させる実験や人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使うものなど、さまざまな研究が進められている。(山陽)

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