国立環境研究所(茨城県つくば市)は15日、渡り鳥に運ばれて鳥インフルエンザウイルスが海外から侵入するリスクが高い地域を示した地図を発表した。
危険性の高い地域の監視を強化すれば、早期発見が可能になると期待され、チームの五箇公一主席研究員は「飼育されているニワトリなどへの感染被害防止や、絶滅危惧種の保護につながれば」と話している。
チームは、ウイルスが渡り鳥のマガモなど、主に草食のカモ類によって運ばれることや、標高が低く、湖や沼地に近いという環境条件を満たした地域で野鳥の感染例が多く報告されていることに着目。カモの個体数や、環境条件を基にウイルス侵入の危険性を示した地図を作った。
この結果、2011年冬に鳥インフルエンザが流行した宮崎や鹿児島を含む九州沿岸部や、関東平野、大阪、愛知周辺で侵入リスクが高いことが判明。
チームは「九州は中国に近く、関東平野は広い低地で渡り鳥が多く集まりやすいことが原因とみられる。大阪などの都心部でも環境条件は満たしており、侵入の可能性はある」としている。
(山陽)
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