大手スーパーの西友(東京)が医薬品の登録販売者試験で虚偽の実務経験証明書を大量発行したとされる問題で、西友は6日、東京都内で記者会見し、少なくとも19都道府県の282人分の証明書に不正があったと認めた。
会見した金山亮執行役員は「お客さまをはじめ、多くの関係者に多大なご心配とご迷惑をお掛けし、おわび申し上げます」と謝罪した。
問題発覚後、西友が釈明したのは初めて。282人中200人が合格し、8月末時点で101人が店舗で医薬品を販売していた。西友は既に全員を医薬品売り場から外したとしている。
一方「組織ぐるみで(不正を)進めていたことはなかった」と説明。原因は「主に書類形式を確認し、実務経験を精査する態勢が整備されていなかった」として今後、外部の専門家を含めたチームで調査し、原因究明や再発防止策を検討する。
西友によると、8月末に東京都から指摘を受けて調査した結果、2008年度以降の4年間に証明書を発行した従業員は352人で、不合格者も含め282人について受験に必要な実務経験を確認できなかった。発行した証明書全体の8割が不正だったことになる。証明書は各店舗が申請し、本社が発行していた。
受験には薬剤師らの指導の下で医薬品販売に毎月80時間以上、1年間従事した実務経験などが必要。(山陽)
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