Sunday, February 24, 2013

ビキニ事件59年で講演、「魚の汚染、調査広げて」


最近、過去の事例をもとに、放射能汚染問題がクローズアップされています。とくに日本は、福島の原発事故以来ニュースでも取り上げられている。事件が起こってからでは遅い、過去の事例も参考に、前向きの取り組まなければ、何も解決しない。報道関係者も危険をあおるだけでは何も解決しないことを認識すべきだ!   1954年3月1日のビキニ事件から59年を迎えるのを前に「3・1ビキニ記念のつどい」が23日、東京都内で開かれ、水口憲哉東京海洋大名誉教授が、東京電力福島第1原発事故による水産物の汚染について「魚を食べるためには、一人一人が事実に基づいて考えるしかない。そのために調査の範囲をもっと広げるべきだ」と講演した。  ビキニ事件では、全国で水揚げされたマグロから放射性物質が検出されたが、日米の政治決着で同年末に検査が打ち切られた。水口氏は原発事故に関し「回遊など魚類の行動によって汚染の度合いは違い、後に出てくるものもある。調査を止めさせてはならない」と訴えた。  講演は、米国がマーシャル諸島・ビキニ環礁で実施した核実験で被ばくした、静岡県焼津市のマグロ漁船「第五福竜丸」を保存する東京・夢の島の展示館近くであり、約80人が参加した。  展示館では、マーシャル諸島の被ばく者らの取材を約40年続けているフォトジャーナリスト島田興生さんの写真などを展示した「マーシャルは、いま 故郷への道」が3月24日まで開かれている。(山陽)

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