広島市安佐動物公園(同市安佐北区)は4日、園内で飼育中だったジュウシマツやキンカチョウなどの小鳥計49羽が1月17~29日に相次いで死んだことを明らかにした。うち2羽から「エルシニア感染症」の病原体となる食中毒菌が検出された。
靴底の裏の付着物から感染が広がるのを防ぐため、動物公園は2月1日から当面の間、鳥を飼育している小屋への人の立ち入りを禁止した。
動物公園によると、菌が人に感染すれば下痢や腹痛といった胃腸炎症状、発熱などを起こす恐れがある。小屋は通り抜けできるが、感染は水や食物を介する場合がほとんどで、動物公園は「これまでの入園者への感染は考えられない」としている。
細菌検査の結果、1月28日にジュウシマツの肝臓から菌を検出。感染経路は不明だが、動物公園はネズミやタヌキなど野生動物の可能性があるとみている。国内での人への感染例は、沢水や井戸水を介した感染が散発的にあるが、死亡例はまれだという。
動物公園の森田不二子・動物診療係長は「小鳥が一度に大量に死んだのは初めて。近く菌の検査を再度実施し、安全が確認され次第、展示を再開したい」と話した(山陽)
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