東日本大震災の数カ月後に住民のニーズに応え、高性能放射線測定器を購入して食品などを検査した福島市の検査会社「環境分析研究所」の菊池美保子社長(43)が6日、米ニューヨークで講演、検査で過度な不安の解消に貢献した経験から、科学的数値に基づき行動する大切さを語った。
菊池さんは震災後、住民らの放射線測定依頼を請け負う機関がほとんどないことを知り、2011年6月、約1500万円を投じてゲルマニウム半導体検出器を導入。住民らから土壌や野菜、果物の検査依頼が相次ぎ、約1年間で5千件ほどを請け負ったという。
菊池さんは、井戸水から検出された自然由来の放射性物質を東京電力福島第1原発事故で飛散したものと誤解していた女性の事例を紹介。放射性物質を詳細に分析した結果、誤解が解けたと話し「市民の不安解消を少しでもお手伝いできたかなと感じている」と振り返った。
講演会はニューヨーク日系人会の「女性実業家の会」が主催し、約40人が熱心に耳を傾けた。
(山陽)
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