Sunday, March 17, 2013

療養所入所者と語るカフェ、岡山で毎月開催


岡山県瀬戸内市の長島にある国立ハンセン病療養所「長島愛生園」で、入所者と園外からの来訪者が語り合うカフェが毎月開かれている。和やかに談笑する中で、互いに人生経験や悩みなどを打ち明ける場にもなっており、療養所の関係者は「療養所と社会が一歩ずつ歩み寄るようになれば」と期待している。  入所者は高齢化が進み、平均年齢は82歳を超えた。大和豊子副園長(64)は「入所者の皆さんは長い間、差別や偏見、隔離などつらい経験をしてきた。だからこそ他人の痛みやつらさを聞いて相手を元気にできる資質を持っている」と話す。  カフェは昨年9月から毎月1回午後に開催。入所者5人程度、来訪者10人程度の参加を募り、テーブルを囲みコーヒーを飲みながら約1時間話をする。話題は隔離されてからの療養所生活や、仕事や日々の生活における悩みなどさまざまだ。  1月のカフェに参加した入所者の神谷文義さん(84)は「いつも同情ばかりされていたが、対話の中で相手の抱える悩みにどう助言できるか考える立場になれてうれしかった」と喜ぶ。  静岡県熱海市から参加した看護師(57)は「入所者のひと言ひと言が自らの体験から染み出ているようだった」と話した。  カフェへの参加は無料で申し込みが必要。問い合わせは長島愛生園、電話0869(25)0321。 (山陽)

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