新種の「中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス」による病院内や家族間での人同士の感染は、患者の排せつ物を介して起きた可能性があるとする報告を、フランスやサウジアラビアの医療チームが29日、米英の医学誌に相次いで発表した。
フランスの病院で4月に起きた2人の入院患者間の感染と、昨年10~11月にサウジアラビアで起きた家族4人の間での感染をそれぞれ分析。せきを介した飛沫感染だけを想定すると広がりが少ない一方、ともに最初の発症者に下痢の症状がみられ、排せつ物を介した感染が疑われるとした。
フランスのチームは英医学誌ランセットに、ドバイへの渡航歴がある男性患者から別の男性患者への感染例を発表。発症までの潜伏期間は9~12日と比較的長く、感染疑い例の隔離と便の検査が必要だと指摘した。
サウジアラビアのチームは米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに、発症した高齢男性と同じ家に住む家族27人のうち、男性から感染したのは3人にとどまったと報告した。(山陽)
0 Comments:
Post a Comment
<< Home