犬を治療やリハビリに介在させる「ドッグセラピー」に、認知症患者のリハビリへの意欲を高め、日常生活の動作全体を向上させる効果があるとの研究結果を、社会福祉法人
義風会(岡山市)が25日までにまとめた。
義風会は2002年からドッグセラピーに取り組んでおり、生長豊健理事長は「ドッグセラピーの効果がデータで実証されたのは初めて」と話している。
研究では、平均年齢87歳の認知症の男女を10人ずつの二つのグループに分け、車いすからベッドへの移動と歩行のリハビリを4カ月続けた。
「言葉が分からず、犬に関心を示す」グループにはドッグセラピーを実施し、リハビリの効果や意欲を測定する世界的な基準を使って調べた結果、ベッドへの移動と歩行の点数は4カ月後に約1・5倍に向上した。食事や着替えなど他の日常動作でも改善が見られた。
ドッグセラピーをしなかった「言葉が理解できて、リハビリ可能」なグループでも、移動と歩行は向上したが、他の日常動作では改善が見られなかった。
リハビリをする意欲が高まったのはドッグセラピーをしたグループだけで、点数が約3倍になった。
生長理事長は「意思疎通ができなくても、犬と触れ合うと患者はリハビリへの意欲が高まる」と説明している。(山陽)
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