Monday, July 01, 2013

3歳児に母の肺の一部移植、岡山中葉は世界初


岡山大病院で1日、肺の病気の男児(3)=関西地方=に、母親の右肺の中葉部分を摘出して移植する生体肺移植手術が始まった。病院によると、成功すれば生体による中葉移植は世界初で、国内最年少の肺移植患者になるという。手術が全て終わるのは2日未明の予定。  左肺は上葉と下葉に、右肺は上葉と中葉、下葉に区分されている。通常の生体移植は肺活量が多く、肺全体の形に似ている下葉を移植する。しかし、幼児の場合には下葉ではサイズが大き過ぎるため、肺の中で最も小さい中葉を移植することにした。サイズが合う幼児ドナー(臓器提供者)が現れる可能性も低かった。  担当の大藤剛宏准教授によると、男児は約2年前に白血病治療で骨髄移植を受けたが、移植された細胞が患者の体を異物と認識して攻撃するGVHD(移植片対宿主病)を肺で発症。肺機能が低下し、酸素吸入をしていた。  中葉は、通常使用する下葉とは形や血管などの位置関係も異なり、サイズも小さいため、難易度が高い手術とされてきた。大藤准教授は「中葉移植が可能になれば、今まで移植ができなかった乳幼児を助けることができる」とした。(山陽)

0 Comments:

Post a Comment

<< Home