Tuesday, July 09, 2013

遺伝子の変異で白血病へ移行京都大などのチームが発見


血液の幹細胞に異常が生じるがんの一種「骨髄異形成症候群」(MDS)の症状が悪化し、急性白血病に移行する原因となる遺伝子の変異を京都大、名古屋大、東京大の研究チームが突き止め、8日付の米科学誌ネイチャージェネティクス電子版に発表した。このタイプの白血病を早期に発見する検査手法の開発につながる成果だという。  MDSを発症すると貧血や免疫力低下といった症状が出る。推計では国内に数万人の患者がおり、発症から数年で死亡率の高い急性骨髄性白血病に移行する恐れがある。  チームによると、MDSなどから急性骨髄性白血病に移行した患者のがん細胞を調べると、約17%の患者で細胞増殖を制御する「SETBP1」という遺伝子に変異があった。同じ患者でも、MDSの症状が軽度の段階では変異が確認できなかったことから、白血病になったのは、血液の幹細胞でこの遺伝子に変異が起きたことが引き金だったと考えられるという。  チームの小川誠司・京都大教授(分子病理学)は「定期的な血液検査で遺伝子変異のタイミングを監視すれば、抗がん剤の投与や骨髄移植といった治療方針を早期に計画できるようになるのではないか」と話している。(山陽)

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