主力の美白化粧品の大規模な回収を発表したカネボウ化粧品は4日、利用者の窓口として設置したフリーダイヤルへ同日夜までに約1万5千件の問い合わせがあったことを明らかにした。同社は症状が確認された利用者の治療費を負担する方針。新たに設けた対策本部で、原因究明と再発防止に取り組む。
窓口として4日にフリーダイヤルを300回線用意。回収発表後から受け付け業務を終える午後9時ごろまで電話が殺到し、全ての問い合わせに応対できない状態が続いた。「手元の商品が対象か教えてほしい」「返金の手続きは」などの質問のほか「電話がつながりにくい」という苦情も相次いだという。
カネボウは「今回の事例では、使用をやめれば症状が回復する可能性があるが、個人差があるので専門医に相談してほしい」としている。
夏坂真澄社長は4日の記者会見で「品質で失った信頼は品質で取り戻すしかなく、いい製品をつくり続けるしかない」と説明。今後の経営への影響については「正直分からない」とした。
カネボウが自ら有効成分を開発し、看板商品として育ててきただけに経営への打撃は大きい。商品戦略や開発体制は大幅な見直しが必至だ。(山陽)
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