Sunday, August 18, 2013

小児MRI「見守りを」3学会が提言


 大きな音を発する磁気共鳴画像装置(MRI)で子どもを検査する際、鎮静薬の投与で呼吸停止などの重い合併症が報告されているとして、日本小児科学会などが子どもの見守りに専念できる医師や看護師の配置を求めた共同提言をまとめたことが、16日分かった。  鎮静薬は子どもが動くのを避け、眠らせるために投与するが、呼吸数を減らすなどの危険がある。医師が別室にいて対応が遅れることもあり、病院側の体制整備が求められそうだ。  共同提言では、検査の前に患者の気道の状態やアレルギー、心臓病の有無などを調べ、鎮静薬投与の危険性を判断するとした。さらに検査中は患者の様子を見守って記録を取るよう求め、緊急時に備える人員の態勢や救命機器、薬剤などを例示した。  鎮静中は、胃の中のものが誤って気道に入る「誤嚥」が起こり得るため、検査前の飲食を制限。検査後も、患者が完全に目を覚ますまでは見守るよう求めた。  日本小児科学会が2010年に実施した調査では、全国の416施設のうち3分の1に当たる147施設(35%)が「鎮静による合併症を経験したことがある」と回答。うち73施設で呼吸停止が発生し、3施設では心停止が起きていた。死亡例や重い障害が残った例も報告されているという。(山陽)

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