南海トラフの巨大地震で愛知、三重、和歌山で甚大な被害が発生したとの想定で、野外用の手術設備などを積み、三重県尾鷲市沖に停泊した海上自衛隊の大型輸送艦「しもきた」に傷病者を収容、応急処置を施す訓練が31日行われた。
災害時に被災地に駆け付ける病院船の導入に向けた初の実証訓練。内閣府によると、海上での医療処置の問題点を探るのが目的で、来年にはフェリーを使用した訓練も検討されている。
訓練には、陸自の衛生隊や災害派遣医療チーム(DMAT)ら計約90人が参加。被災地からヘリコプターで傷病者が運ばれたと想定し、着艦から応急処置までの流れを検証した。
五つのコンテナにそれぞれ手術室や滅菌設備などが入った「医療モジュール」を艦内の大型格納庫に設置し、入院患者を想定してベッド約50床も展開した。
視察した西村康稔内閣府副大臣は「DMATと自衛隊で仕事の進め方が違う。揺れる環境で、どうやって適切な医療を提供するのかという課題もある」と指摘していた。(山陽)
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