小豆の皮に含まれる成分が、骨粗しょう症の予防や症状の改善につながる可能性がある―。そんな研究結果を、食品メーカーの井村屋(津市)と近畿大農学部の伊藤智広講師(食品機能学)らのグループが31日、東京都日野市で開催の学会で発表した。
骨粗しょう症は骨をつくる細胞に比べて壊す細胞の働きが上回り、骨がすかすかになる。これを改善するのが小豆の皮に含まれる色素成分のポリフェノールで、小豆で色付けする赤飯などで摂取できるという。
実験では、小豆の皮のポリフェノール成分をマウスの細胞が入った培養液に加えると、骨をつくる細胞の分化が活性化し、骨を壊す細胞の分化を抑えた。学会では「何を食べたらいいか」「臨床薬と比べて効果の差はどうか」などの質問が出たという。
井村屋はこれまで、小豆を原料とする食品の製造過程で大量に生じる煮汁を産業廃液として処理していた。研究結果の生かし方について「まだ商品化には至らないが、ポリフェノール成分を粉末にして必要量を摂取しやすくするなどの方法は考えられる」(持ち株会社の経営戦略部)と話している。(山陽)
0 Comments:
Post a Comment
<< Home