医療費の支払いに上限月額を設ける「高額療養費制度」で、厚生労働省が見直し案を実施した場合、負担減になる可能性がある対象者が4060万人に上ることが27日、同省の推計で分かった。一方、負担増は1330万人の見通しだ。
見直しには、最大850億円の財源を見込んでおり、その内訳は公費250億円、保険料600億円。厚労省は、公費の部分に消費税率の引き上げ分を充てたい意向で、財務省などと調整する。
見直し案は、10月7日の社会保障審議会の部会に提示する。保険料負担が増加する企業側や、国民健康保険を運営する自治体が反発する可能性がある。
負担が減るのは、70歳未満の年収210万円以上、370万円未満の人。現行の上限月額約8万円が6万円前後に下がる。年収は会社員の夫と専業主婦、子ども1人の計3人世帯で試算した。
一方、年収770万円以上は負担が増える。
年収370万円以上、770万円未満は4150万人で、上限を据え置く。このうち年収570万円以上(1450万人)の上限を引き上げる案もあるが、公明党などが反対しているため見送りの公算だ。
70歳以上は基本的に現行制度を維持。70~74歳の現役並み所得者などの一部で負担増の可能性があるが、対象者は少ない。(山陽)
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