Wednesday, October 09, 2013

米3教授にノーベル医学生理学賞細胞内の物質輸送を解明


スウェーデンのカロリンスカ研究所は7日、2013年のノーベル医学生理学賞を、ジェームズ・ロスマン米エール大教授(62)ら3人に授与すると発表した。  授賞理由は、細胞の内部で小器官の「小胞」が、物質を運ぶ仕組みの解明。この仕組みが働かないと糖尿病や免疫疾患などの病気につながる。生存に重要な役割を果たすメカニズムの解明が高く評価された。  他の2人はランディ・シェクマン米カリフォルニア大バークリー校教授(64)と、ドイツ生まれのトーマス・スードフ米スタンフォード大教授(57)。  小胞による輸送は、人間を含む多くの生物が持つ細胞内輸送の主要な仕組み。膜に包まれた泡状の小胞で、インスリンなどのホルモンやタンパク質を包み込み、適切な場所へと運ぶ。細胞の外から物質を取り込んだり、外へ放出したりする際にも利用される。  シェクマン教授は、1970年代に酵母で輸送に関わる遺伝子を特定。ロスマン教授は80~90年代、小胞が目的とする場所と融合する際に働くタンパク質を発見した。スードフ教授は90年代に脳の神経細胞で、小胞が正しいタイミングで近くの細胞に向けて神経伝達物質を放出する仕組みを明らかにした。(山陽)

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