肥満症改善に効く市販の「やせ薬」開発をめぐり、臨床試験(治験)参加者の身長データが改ざんされていたことが20日、分かった。治験の支援業務を請け負った「サイトサポート・インスティテュート」(東京)が調査結果を公表し、謝罪した。
治験は製薬大手小林製薬の依頼を受け、大阪市西成区の千本病院で実施した。サイト社によると、同社の担当者が参加者72人中5人の身長を実際よりも低く記録していた。条件に合った体格の参加者が集められず、肥満体であるように装っていた。
小林製薬は結果を基に製造販売承認を国に申請したが、改ざんの疑いがあるとして今年3月に取り下げた。商品化のめどは立っておらず、サイト社に損害の補償を求めていく方針を示している。
サイト社は7月に専門家による調査委員会を設けて調べていた。サイト社の中橋和義社長は20日、大阪市で記者会見し「元社員がデータの改ざんに関与した。ご迷惑をおかけし、深くおわびする」と謝罪した。(山陽)
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