ノロウイルスの集団感染が発生し、患者4人が死亡した京都市伏見区の蘇生会総合病院の長沢史朗院長(64)が22日、記者会見し「ノロウイルスの感染源は始めの段階で特定できず、対策の不備があった」と述べ、最初の死亡が確認された昨年12月15日の時点では、感染の拡大を把握していなかったことを認めた。
入院患者67人、従業員34人の計101人が感染性胃腸炎を発症。現在は終息しているという。
長沢院長は「痛恨の極み。責任を強く感じている」と謝罪した。感染源については、患者の面会者が生ものを持ち込んだ可能性を指摘した。
4人の死因については「肺炎や心不全」と説明し、ウイルス検査をした男性(91)は陰性だったと指摘。集団感染との因果関係は証明できないとした上で「集団感染の期間に亡くなったが、原因はノロではないと思う。ただ、違うという証明もできない」と述べた。
病院によると、昨年12月5日、1人の発症者を確認。14日、患者と従業員計14人から下痢や嘔吐の症状が出た。同月15~22日にかけ、7階に入院していた83~91歳の患者の男女4人が死亡した。
速やかに公表しなかった理由について長沢院長は「(感染対策で)戦争みたいな時期だった」と釈明した。
昨年12月、病院は市に集団感染を報告、伏見区の保健センターが立ち入り調査を実施した。同16日時点で、発症者が共通して食べたものがなく、食中毒ではないと判断していた。
病院ホームページによると病床数は350で、従業員数は約660人。(山陽)
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