Sunday, January 19, 2014

超音波で抗がん剤効果判定 血流観察、兵庫医科大


肝臓がんの患者に投与した抗がん剤が効いているかどうか、超音波を使って調べられるシステムを、兵庫医科大超音波センター(兵庫県西宮市)と東芝メディカルシステムズ(栃木県大田原市)が開発した。  造影剤を血中に投与し、超音波を当てて観察。がんに栄養を与える血液の流れが遅くなり、量が減っていれば、がんが小さくなっていると分かる仕組み。年内の実用化を目指している。  飯島尋子センター長は「抗がん剤は高額で副作用もある。効果が薄い場合、早く別の治療法に切り替えれば患者の負担が少なくて済む」と話す。  システムでは、抗がん剤を使い始めて1、2週間の患者に造影剤を投与する。  流れ込む血液の量や速さが自動でグラフ化される上、造影剤ががんの表面に到達してから内部に流れ込む時間が1秒以内は赤、1~2秒なら、だいだい色にモニター上で色分けする。流れ込むのにかかる時間が長くなっていれば抗がん剤が効き、がんが縮小している。  従来の技術だと、超音波を当てる病巣の位置が呼吸によってずれた場合、手動で調整する必要があり、グラフも手作業で作っていたため、時間がかかっていた。新システムは病巣の位置を自動追尾できる。  超音波は繰り返し使ってもコンピューター断層撮影(CT)のような被ばくの心配がない。  肝臓がんと同様、血液が多く流れ込む膵臓がんや乳がんでも応用できる可能性があるという。(山陽)

0 Comments:

Post a Comment

<< Home