Tuesday, November 15, 2011

京大病院で脳死移植患者が死亡、府警、業過致死容疑で捜査

誤って装着した医療器具を手に記者会見する一山智副病院長(左)=14日午後、京都市左京区の京都大病院  京都大病院は14日、脳死肝臓移植を受けた50代の男性患者の容体が手術後に急変し、13日に死亡したと発表した。京大病院によると、患者は、徳島県の病院で脳死判定を受けた60代の男性から移植を5日に受けた。移植後の人工透析で、誤った医療器具を装着された。
 記者会見した一山智副病院長は「現時点では、装着の誤りが原因だったと判断している」と述べた。病院の届け出を受けた京都府警は、業務上過失致死の疑いもあるとみて、関係者から事情を聴くなど捜査を開始。司法解剖の結果、死因は特定できなかった。
 京大病院によると、男性は手術後の経過は順調で、11日に一般病棟に移ったが、以前から腎不全で、術後にも人工透析を受けていた。
 12日夜、当直の医師2人が透析回路を交換する際、腎臓用でなく肝不全の患者らに使う医療器具を誤って装着した。器具はいずれも筒状で、血管とチューブでつなぐ。正しい器具では、老廃物が排出される。
 医師1人に頼まれ、器具を用意した看護師が正しい器具の隣にあった器具と間違って準備し、医師2人も装着の際、確認していなかった。
 患者は13日朝に意識不明となり、死亡した。死亡後に病院で原因を調べたところ、器具の誤りに気が付いた。(山陽)

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