Thursday, January 12, 2012

飲酒で脳に麻薬効果、米国で発見

依存症治療に可能性
 人が酒を飲むと、快楽を感じる脳の部位に、麻薬のような効果がある神経伝達物質「エンドルフィン」が放出されることを、米国の研究チームが発見、11日付の米科学誌に発表した。
 過度に飲酒する人に限っては、さらに特定の部位でもエンドルフィンが放出され高揚感が得られていた。チームは「なぜ酒が人を気持ち良くさせるのか、初の直接的証拠だ。アルコール依存症の治療薬につながる成果だ」としている。
 チームは、過度に飲酒する13人と正常な12人を対象に、飲酒前後の脳を陽電子放射断層撮影(PET)で検査。飲酒により全ての人の脳で、快楽に関わる部位にエンドルフィンが出て、量が増えるにつれ楽しいと感じる気持ちが増した。
 過度に飲酒するグループはこれに加え、目の上にあり、快楽に関わる別の部位の「眼窩前頭皮質」でもエンドルフィンが放出され、より高揚感が大きくなった。
 チームは、過度に飲酒する人は、アルコールによってより快楽を得られやすいように脳が変化している可能性を指摘している。(山陽)

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