Friday, March 16, 2012

ポリオ予防接種率8ポイント低下、約76%、接種控え深刻化か

厚生労働省は15日、乳幼児に対する昨年秋のポリオ(小児まひ)ワクチンの全国平均の接種率が昨年春から約8ポイント低下し、75・6%だったと発表した。現行の生ワクチンでごくまれに生じるまひを保護者らが恐れ、まひの恐れをなくした不活化ワクチンの導入を待つ“接種控え”が深刻化した可能性がある。
 日本では、1980年を最後に野生のポリオウイルスによる患者は報告されていない。だがパキスタンやアフガニスタン、アフリカ諸国など海外の一部ではまだ流行し、渡航者を通じて国内にウイルスが侵入する恐れがある。厚労省は「接種率が下がって免疫を持つ人が減ると、流行のリスクが高まるので接種してほしい」と訴えている。
 発表によると、春(4~8月)と秋(9~12月)に集中して接種している全国の1282市区町村について、2009年から3年分を集計した。通年接種など400余りの市区町村は対象外。その結果、11年秋は、全国の対象者82万5千人のうち接種者は62万4千人で、接種率は75・6%。昨年春は83・5%で、7・9ポイント減少した。前年秋と比べると11年秋は15・2ポイントも減少した。(山陽)

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