「大阪で被ばく」の可能性、福井での原発事故で試算
福井県内の四つの原発で東京電力福島第1原発と同規模の事故が起きたと仮定し、滋賀県が独自に放射性ヨウ素の拡散状況を予測したところ、大阪府内でも「被ばくの積算線量が100ミリシーベルト以上」となる地域があることが、16日明らかになった。
大阪府が同県から大阪分のみの情報提供を受け、公表した。過去の気象データを基に、被害想定を106例作成。大阪府北部で100~500ミリシーベルトの地域が生じるケースが1例あった。50~100ミリシーベルト未満は11例で、大阪市東部など府の3分の1近くが範囲に含まれるケースもあった。
原子力安全委員会の指針では、100~500ミリシーベルトでは「住民は自宅などの屋内に避難すること」と規定。50~100ミリシーベルトへの対応は記載がなく、府は自主的な避難を呼び掛けるという。
松井一郎府知事は「大阪が風下にあたる時の仮定であり、冷静な受け止めをお願いしたい」とコメントした。
府は大阪市と共通課題を協議する府市統合本部でエネルギー戦略を策定中。橋下徹市長の掲げる「脱原発依存」の方針もあり、こうした試算を公表したとみられる。半減期の長いセシウムについての試算はない。(山陽) Tweet

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