がんと診断された時に働いていた人のうち4人に1人が退職していたことが、厚生労働省の研究班の調査で分かった。がん治療の進歩で生存率は高まっているが、働きながら治療を続けられない場合も多い実態が浮き彫りになった。
調査結果によると、診断後に退職した人は23・6%。このうち再就職したのは全体から見ると13・9%で、9・7%は再就職していなかった。診断後も同じ部署に勤務していたのは55・2%で、異動した人は13・1%。退職・異動の理由は約4割が会社の指示だった。
診断後に個人の収入が減った人は45・0%で、世帯としての収入が減ったとの回答は46・6%に上った。
自由記述では「病名を伝えたら自主退職を勧められた」「休職希望を会社に伝えたら、事実上の解雇になった」などの声が寄せられた。
主任研究者の高橋都独協医大准教授は「本人だけでなく、家族も大きな影響を受けている。支援態勢の充実が大事だ」と話している。
調査は昨年12月から今年2月に患者団体などの協力を得て実施、427人の回答をまとめた。詳細は研究班のホームページ(http://www.cancer-work.jp)に掲載している。
(山陽)
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