中東を中心に感染者が出ている新種のコロナウイルスは、新型肺炎(SARS)の流行よりも長い期間にわたって人への感染を引き起こす可能性があるとする研究結果を、ドイツなどの研究チームが11日、米微生物学会のオンライン専門誌に発表した。
新種ウイルスはSARSと異なり、人に感染した後もコウモリやブタなどに感染する能力を備えていることが新たに分かった。チームはこうした動物が宿主となって自然界にウイルスが残り、人との接触を通じてたびたび感染者が出る恐れがあるとみている。
チームによると、新種とSARSのウイルスは共に、コウモリのウイルスが変異してできたと考えられている。SARSはコウモリへの感染力を失っているが、サウジアラビアの患者から検出された新種ウイルスは、複数のコウモリやブタの細胞に感染した。
また感染時にウイルスが取り付く人の細胞の表面突起は、SARSの場合と異なっていた。チームは感染する仕組みの解明に加え、どのような動物が自然宿主となっているかを調べる必要があるとしている。
世界保健機関(WHO)によると、新種ウイルスはサウジアラビアやカタール、ヨルダンで9人の感染者が確認され、5人が死亡している。(山陽)
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