Sunday, December 09, 2012

マッシュルームが血中の脂肪分解促進


岡山理科大(岡山市北区理大町)の松浦信康准教授(生薬学)らの研究グループは、マッシュルームに血中の脂肪の分解を促す化学物質が含まれていることを突き止めた。生活習慣病の高脂血症予防や治療に向けたサプリメント、新薬の開発が期待される。  グループは、生活習慣病の予防に役立つ成分を食品から抽出しようとキノコや野菜、果物など約2千種類を15年ほど前から分析。その結果、マッシュルームの抽出エキス(煮汁)に既存の高脂血症の治療薬に似た性質があることが分かった。動物実験などで詳しく調べたところ、2010年、血中脂質を分解するタンパク質を活性化させる、スイッチの役割を持つ化学物質が含まれていることを特定した。  その効果を確かめるため共同研究先の岐阜県の化学製品メーカー社員が協力。エキスの粉末約1グラムを含む錠剤を34人が30日間服用し、空腹時の中性脂肪の量を測った。すると高めの8人(血液100ミリリットル中150?300ミリグラム)は平均34・6%低下し、特に高かった3人(同300ミリグラム以上)は同36・1%下がった。正常値の23人は、ほぼ横ばいだった。  松浦准教授によると、エキスには問題の化学物質とは別に3、4種類、脂肪分解など生活習慣病に有効な成分が含まれるとみられる。今後はその特定と、脂肪分解のメカニズム解明を進める。  岡山県内ではマッシュルームの生産が盛んで、松浦准教授は「研究の成果が健康づくりだけでなく、地域の活性化にも役立てば」と話している。( 山陽)

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