Thursday, February 07, 2013

要介護度改善に成功報酬、施設対象、東京都品川区


東京都品川区は6日、介護施設に入所している人の要介護度が改善した場合、成功報酬を支払う制度を4月から始めることを明らかにした。入所者の要介護度が軽くなると介護報酬が減る介護保険制度の“弱点”を補い、施設側にサービスの維持、向上に努めるよう促すのが狙い。厚生労働省によると、同様の成功報酬制度は全国でも珍しいという。  国の介護保険は、どの程度介護が必要かを判断し要介護度を認定する仕組み。要介護度は部分的に介護が必要な1から、生活全般に介助が欠かせない5まであり、重いほど、長時間の手厚い介護が必要になるため、施設に支払われる報酬が高くなる。良質なサービスを提供して、入所者の状態が改善すると、かえって施設の収入が減ってしまう構造だ。  品川区は、4月1日を基準日とし、過去1年間に要介護度が軽くなった場合、改善後の月数に応じて報奨金を出す。金額は、要介護度4から同3になるなど1段階の場合は月2万円で、さらに1段階改善すると2万円を加算し月4万円。最長で12カ月分まで支払う。  対象施設は特別養護老人ホームなど10カ所。区の調査では、全入所者約770人のうち、要介護度が改善しているのは約40人だった。  厚労省も2012年度介護報酬改定で成功報酬制度を検討したが、意見がまとまらずに断念している。(山陽)

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