Thursday, March 21, 2013

不要なiPS細胞、光で判別、産総研が薬剤開発


体のさまざまな細胞に成長させられる人工多能性幹細胞(iPS細胞)を移植に利用する際に、目的の細胞に成長せずに、不要となったiPS細胞を光らせ判別できる薬剤を開発したと産業技術総合研究所(茨城県つくば市)などのチームが19日、発表した。  成長しなかったiPS細胞を残したまま移植すると、本来あるべき細胞ではない別の細胞ができてしまう恐れがある。伊藤弓弦研究チーム長は「iPS細胞を使った再生医療の危険性を低くできる」としている。  チームは、ある種のタンパク質がiPS細胞の表面に結合することに着目。このタンパク質に蛍光物質をくっつけた薬剤を開発した。薬剤を人のiPS細胞の培養液に入れると、成長しなかったiPS細胞だけが光り、ほかの細胞に成長したものは光らなかった。  皮膚の細胞とiPS細胞を混ぜて薬剤を加え、レーザー光を利用する特殊な装置で光っているiPS細胞だけをより分ける実験にも成功。伊藤さんは「(実用までには)iPS細胞を取り除いて移植した細胞が安全かどうかを確認する必要がある」としている。(山陽)

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