県臓器バンク主催の終末期医療講演会が23日、岡山市北区兵団の県看護会館であり、市民ら約130人が患者の「最期の看取(みと)り」と家族ケアへの理解を深めた。
看護師、大学教員として看護に携わってきた石本傳江県看護協会長が数年前、夫を脳腫瘍で亡くした経験を紹介。「病気の告知後、私たち夫婦と一緒に考え、行動してくれる伴走者を親族や医療従事者から探した。さまざまな感情がわき起こる中、孫や子との楽しい思い出づくりをし、離別の覚悟を決めていった」と述べた。
一方、医療従事者の視点として「患者と家族の権利を尊重し、自立的な決定ができるようさまざまな情報を提供し、積極的に関わるべき」とした。
県臓器バンクは臓器提供の普及啓発活動などを行う。臓器提供は患者と家族の尊い意思で決断されるが、その前には必ず「看取り」がある。大切に刻むべき、残された時間について考えてもらおうと初めて開いた。(山陽)
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