Tuesday, March 26, 2013

クニマスは養殖可能…ヒメマスとほぼ同条件で


2010年に山梨県富士河口湖町の西湖で70年ぶりに見つかったクニマスについて、類似種のヒメマスとほぼ同じ条件で養殖できることが、山梨県水産技術センター(本所・甲斐市)の調査で分かった。  同センターの加地奈々研究員らが22日、甲斐市で開かれた研究成果発表会で明らかにした。  発表によると、加地研究員らのグループは11年秋頃から西湖のクニマスから採卵し、人工孵化させた。孵化時の条件をヒメマスと同様に水温4~12度としたところ、ヒメマスと同程度の孵化率となった。孵化後は、ヒメマスの養殖に使う専用のエサを食べたという。  ただ、自分の力でエサを食べるようになってから3か月後の生存率は約40%で、ヒメマスの半分程度にとどまった。ヒメマスと比べてエサの食いつきが悪く、餓死することが多いのが原因という。これに関して加地研究員は「野生のクニマスから養殖した1世代目は遺伝的に人に慣れていないためでは。養殖を何代も重ねていけば生存率は上がる可能性がある」と分析する。  同センターでは、来年秋頃から養殖クニマスから採卵を始め、2世代目を生み出す予定。高橋一孝所長は「早く安定的にたくさんのクニマスを養殖し、多くの人にクニマスを見てもらったり食べてもらったりできるようになれば」と話している。(読売)

0 Comments:

Post a Comment

<< Home