鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)の感染者が相次いで判明した中国の上海市当局は5日、生きた鳥の売買市場を6日から当面閉鎖すると発表した。ウイルスに感染したハトが見つかった同市松江区の卸売市場の危険区域閉鎖に続き、感染拡大阻止に向けた対策を強化した。
感染者が出た地域の政府発表などによると、感染者との接触があったとして調査した住民らの数はこれまでに約550人。上海市で発熱の症状を訴え、隔離治療を受けていた人が1人いたが、感染していなかった。このほかに発熱やせきなどの症状を訴えている例はないという。
浙江省政府は5日、感染が確認された男性が死亡したと発表。死者が出たのは上海市と江蘇、浙江の2省に拡大した。江蘇省政府は同日、同省南京市の61歳の女性と79歳の男性の感染が確認されたことも明らかにした。61歳女性は重体。この結果、死者は計6人となった。感染者は死者も含め計16人。未発症の感染者がいる可能性もあることから、衛生当局は接触者に対する検査も強化しているとみられる。
上海市当局は5日、H7N9型が検出されたハトを扱っていた同市松江区の卸売市場の危険区域で、消毒作業を継続した。(山陽)
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