花粉症による目のかゆみや腫れ、充血に「キマーゼ」という酵素が関わっていることを、京都薬科大と大阪医科大のグループが動物実験で確かめ、4日発表した。
こうした症状が出るアレルギー性結膜炎では、化学物質「ヒスタミン」が原因の一つとされるが、キマーゼはヒスタミンの放出も促進していることが今回分かった。
グループは、キマーゼの働きを阻害する物質を投与すると、結膜炎の症状が抑えられることも確認しており、新たな花粉症治療につながる可能性がある、としている。
これまでも、花粉症の人の涙にはキマーゼが多く含まれることが報告されていた。
グループは、モルモットにスギ花粉を点眼し、アレルギー性結膜炎の状態にした。その後、キマーゼの働きを抑える物質を口から投与すると、結膜炎の症状が軽くなったほか、別の実験では、投与しなかったモルモットのグループに比べ、ヒスタミンの増加量が少なくなった。
成果は国際的な眼科の専門誌の電子版に発表した。京都薬科大の奈辺健准教授は「細胞レベルでキマーゼがどう作用しているかも今後確かめたい」と話している。(山陽)
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