3Dプリンターを使って作った人工骨(黒っぽい部分)。首の頸椎の間にぴったり収まるようにできている
立体構造を作製できる3Dプリンターを使ってそれぞれの患者にぴったり合う人工骨を作り、頸椎椎間板ヘルニアの患者4人に移植して、手のしびれなどの症状を改善させたと京都大医学研究科などのグループが9日、発表した。
同じ手法で、頭蓋骨や大腿骨、背骨の一部なども試作している。京都大の藤林俊介講師は「悪性腫瘍などで骨を広範囲に切除した後に、この技術で作った人工骨を移植する治療などへの応用が期待される。特に骨盤など形状が三次元的で複雑な骨の再現に有効だと考えられる」と話している。
グループは、3Dプリンターの装置を使い、患者の首部分をコンピューター断層撮影(CT)したデータをもとに、チタン粉末を焼き固めた薄い層をいくつも重ねて、患者の首の頸椎の間にぴったり収まる人工骨を作った。
表面は化学処理と熱処理を施し、患者の骨とくっつきやすいように加工。この人工骨を、手術で椎間板を取り除いた場所に移植し、手のしびれや歩行障害などの症状を改善させた。
移植手術は京都大病院の臨床試験として行われた。(山陽)
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