再生医療に役立てるため、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を備蓄する京都大iPS細胞研究所の「iPS細胞ストック」事業に対し、兵庫県のNPO法人「兵庫さい帯血バンク」(西宮市)が、臍帯血の提供を決めたことが5日、分かった。
出産時に採取される臍帯血は、血液の成分をつくる「造血幹細胞」を含み、白血病の移植治療などに用いられている。iPS細胞をつくるのに適しており、提供は全国のバンクで初となる。
iPS細胞は患者自身の細胞からつくると時間や費用が掛かるため、事前に他人の細胞から作製し、備蓄するのがiPS細胞ストック事業。だが、移植時に拒絶反応を起こす恐れがある。
このため、拒絶反応を起こしにくい白血球の型(HLA型)を集めることが課題になっている。75種類のHLA型を集めれば日本人の約80%をカバーできるとされ、京都大iPS細胞研究所は、多くのHLA型の情報を持つ全国の臍帯血バンクに協力を求めていた。
兵庫さい帯血バンクによると、現在、約3400人分を保管。採取してから10年以上経過したものを対象に、母親と子どもの同意を得た上で同研究所に提供する方針。(山陽)
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