カネボウ化粧品の美白商品で肌がまだらに白くなる「白斑」の健康被害が出た問題で、同社が昨年10月、中国地方の皮膚科医から「白斑の症状が出た患者がいる」と連絡を受けていたことが6日、分かった。患者が使用していたのは自主回収対象となった商品だった。
カネボウがこの時点で対応を取っていれば、その後の被害を減らせた可能性もあるとみて、厚生労働省はカネボウに対し、詳しい経緯を報告するよう求める方針。
カネボウは、別の医師から今年5月に患者の報告が寄せられたことが自主回収のきっかけになったと説明していた。昨年10月のケースについては「当時はアレルギー性皮膚炎としか認識できず、化粧品と白斑を結び付けて考えられなかった」としている。
特別委員会を設置している日本皮膚科学会や、カネボウによると、昨年10月の医師からの連絡は、回収対象となった「リサージ」を使っていた60代と70代の女性患者に白斑などの症状が出たという内容。患者の肌が、化粧品に含まれる美白成分「ロドデノール」に反応するかをみるパッチテストを医師が実施し、反応があったという。
医師は学会での発表を控えた今年2月、化粧品の使用者でほかに色素脱失や沈着の事例がないかカネボウに確認したが、同社の担当者は「そうした例は聞いていない」と回答していた。(山陽)
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