ノバルティスファーマ(東京)の降圧剤ディオバン(一般名バルサルタン)を使った臨床研究のデータ操作問題で、厚生労働省の検討委員会が、統計解析には独立した専門機関を利用するべきだなどとする中間報告を来週まとめることが26日、分かった。
検討委は事実を解明し再発防止策を打ち出すため8月に設置。関係者への聞き取りの中で、大学にデータ解析が分かるスタッフがいないことから「大規模な研究を遂行できるのか当初から心配していた」と実施体制の弱さを指摘する証言があった。このため今後の研究では解析専門の機関を利用することを提言した。
また企業と大学の関係に疑念を持たれないよう、企業からの資金提供などの情報開示を徹底するべきだとした。
一方、臨床研究をした京都府立医大、東京慈恵医大の研究責任者だった元教授2人とノ社の元社員は、委員会による聞き取りに対しデータ操作への関与を否定しており、誰が行ったかは特定できなかった。
京都府立医大の研究に関しては、解析に使うデータが出そろったと見られる時期より後に、医局スタッフ名で不自然なデータ入力が連続したとの証言も新たに得られ、事実関係の解明には課題が残った。(山陽)
0 Comments:
Post a Comment
<< Home