厚生労働省は6日、自営業者や非正規労働者、無職の人が加入する市町村運営の国民健康保険(国保)で、2014年度から保険料の上限額を引き上げる方針を固めた。高所得者は負担増となる。9日の社会保障審議会医療保険部会に方針を示し、具体的な額を詰めた上で政令改正を目指す。
一方、低所得者の保険料軽減措置は14年度から現行より拡充する。財源には消費税増税分を見込む。国保だけでなく、75歳以上の後期高齢者医療制度でも軽減を実施する。
国保保険料の年間上限額は現在65万円。10、11年度に引き上げられた後、据え置かれている。厚労省の試算では、上限額を支払うのは単身で給与収入が年980万円以上ある人が目安になる。
低所得者の保険料負担では5割軽減と2割軽減の対象者を広げる。夫婦と子ども1人の3人世帯の場合、現在は「年収147万円以下」に限って5割を軽減しているが、これを「年収178万円以下」に見直す。
2割軽減では「年収223万円以下」から「266万円以下」に拡大。合わせて約400万人が新たな軽減対象となる。
見直しはいずれも政府が8月21日に閣議決定した社会保障改革のプログラム法案骨子に明記していたが、開始時期が固まっていなかった。(山陽)
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