大阪市西成区のアスベスト(石綿)製品工場の跡地周辺で住民11人に胸膜が厚くなる異常や肺がんが見つかり、1人が死亡した問題で、市民団体「中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会」は18日、新たに2人の被害者を確認し、うち1人が2006年に腹膜中皮腫で死亡したと明らかにした。
同会によると、2人は工場の真裏に10年以上住んでいた姉妹。妹は06年に腹膜中皮腫と診断され54歳で死亡。姉も約20年前に肺の外側が肥大化する「胸膜プラーク」を発症した。
記者会見した姉(68)は「同じような思いをする人をなくしていかなければならない。1人や2人の問題ではない」と強調。工場を運営していた大阪パッキング製造所(現日本インシュレーション)に対しては「この無念を分かっていますか、とぶつけたい」と語った。
この問題で同会に寄せられた相談は約40件に上り、今後も被害者は増える見込みという。同会は「会社側の対応だけでは限界がある。行政が主導して調査や健康診断をしていくことが必要だ」としている。(山陽)
0 Comments:
Post a Comment
<< Home