猛暑だった今年、熱中症で搬送された人は5万8729人(6~9月)で同期間の集計を始めた2010年以降、最多だったことが15日、総務省消防庁のまとめで分かった。死者は88人で、最多だった10年の171人から大幅に減少、逆に軽症者は4千人以上増えた。
消防庁は「広報活動を通じ、早めに救急車を呼ぶなど熱中症への理解が深まった」とみている。年齢別では65歳以上の高齢者が全体の47・4%を占めた。
7月中旬から8月下旬にかけ、全国927の気象庁の観測点のうち125地点で最高気温を更新した。人口10万人当たりの搬送者数は、国内史上最高の41・0度を8月12日に記録した四万十市がある高知県が75・09人と全国最多で、和歌山70・64人、熊本67・95人と続いた。四万十市は広報車が市内を巡回するなどして熱中症への注意を市民に呼び掛けた。
消防庁は小まめな水分補給や温度チェックなどの予防策や、応急手当ての方法を掲載したリーフレットを作り、知識の普及に取り組んでいる。
また環境省は7月を「熱中症予防強化月間」とするキャンペーンを展開。発症の危険度を「暑さ指数」として表示するホームページを開設した。厚生労働省も各地の労働局や関係団体を通じ、各職場に暑い日の屋外作業を控えるよう呼び掛けた。(山陽)
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