製薬会社ノバルティスファーマ(東京)の降圧剤ディオバン(一般名バルサルタン)を使って滋賀医大で行われた臨床研究について、発表された論文に使われた患者データと、カルテに記載されていた元の数値が一致しない部分が複数あることが13日、分かった。学内調査委員会の調べで判明したもので、データ操作の可能性もある。
滋賀医大関係者が明らかにした。月内にも調査結果を公表する。
臨床研究にはノ社の当時の社員が関与していた。研究責任者は滋賀医大病院長の副学長で、調査に対し「原因は入力ミスなどヒューマンエラーで、論文の結果に間違いはない」と答えたという。
滋賀医大関係者は入力ミスの可能性も否定できないとしながら「ずさんだ。改ざんや捏造も考えられる」とし、データ操作の可能性も示唆した。
この問題をめぐってはこれまで、いずれもノ社の元社員が関与した京都府立医大、東京慈恵医大の各臨床研究でデータ操作があったことが判明している。
滋賀医大の臨床研究では、ディオバンに血圧を下げる以外に、糖尿病にみられるタンパク尿の改善効果があるかなどを検討した。不一致の程度は、データを取った日や、論文の部分などにより異なっているといい、精査を進めている。(山陽)
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