東京電力福島第1原発事故後初めての試験操業で18日に取れた、福島県いわき地区の魚が19日出荷され、いわき市内の鮮魚店やスーパーで観光客や市民らが買い求めた。
小名浜港の商業施設「いわき・ら・ら・ミュウ」内の「いちよし商店」では、メヒカリやミギガレイが並んだ。観光で訪れた宇都宮市の柴田一巳さん(71)と妻宣子さん(71)はメヒカリを2キロ購入し「初水揚げをニュースで知り、ぜひ買いたいと思っていた。今夜は天ぷらで楽しみます」。商店の営業部長高木克昌さん(52)は「これまで地元の魚を扱えず悔しかった。安全性をアピールし、少しずつ販売数を増やしたい」と話した。
いわき市漁業協同組合によると、サンプル検査で放射性物質は全て不検出だった。
福島県南部のいわき地区の漁業は原発事故後、自粛を強いられていたが、約2年7カ月ぶりに海域と魚種を限定した試験操業を始めた。県北部の相馬市の海域でも試験操業が続いている。(山陽)
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